国際協力を仕事にしたいなら開発学部への入学をオススメしない。

 

こんにちは!開発くんです^^

 

開発くん
将来、国際協力・開発に関わる仕事をしたいな~。
開発ちゃん
じゃ、国際〇〇学部に進学したらいいんじゃない??

 

最近、日本で流行っているグローバル人材という波に乗って、国際協力・国際開発分野に力を注ぐ大学が増えてきています。国際〇〇学部の設立。グローバル人材の育成。

ガラパゴス化していた日本で、そういう流れが出来ていることは個人的に賛成しています。

 

ただ、開発くんの個人的な意見としては、

国際協力・国際開発を仕事にしたい人には
開発学部への入学をオススメしません。

 

新卒で開発コンサルタント会社に就職できた今だからこそ言える、開発学部への入学をオススメしない理由を紹介します。

 



 

開発学部への入学をオススメしない理由

開発学なんてどこでも学べる

「いやいや、開発学を学べるところなんて、開発学部しかないでしょ。」と思った人。

開発くん
視野が狭すぎます。

 

今では、国際協力に関連する機関の多くが、自前の国際協力講座をやっています。教育分野で例を挙げると、日本ユニセフ協会が行っている「国際協力人材養成プログラム」があります。しかも無料で!

 

さらに、開発学部を併設している大学では、開発学部以外の学部に所属している学生でも開発学の授業を受けれるように、カリキュラムを整備しています。

例えば、上智大学では、国連ユースボランティア制度(学部生を国連にインターンとして派遣する制度)を取り入れたり、元国連職員を教授として迎え入れたりと国際協力・開発分野への人材輩出に力を入れていますが、ここでは他学部履修も可能となっています(HPを見る限り)。

 

加えて、学士で(場合によっては修士でも)学ぶ開発学の内容は、国際協力・開発の仕事をする上では非常に基礎的な内容になっています。

それらを学ぶことは、今まで自分が接したことのない世界を知ることができ、非常に楽しい(開発くんもそうでした。)ですが、国際協力・開発業界で就職活動をする際には武器にはなりえません

開発くん
だって、開発学部系の卒業者って、毎年何千人もいるからね。

 

事実、開発くんも、なんちゃって開発学部系出身者なんですが、経験豊富な教授陣から、

教授
国際協力の世界で就職する・生き抜いていくためには専門性が必要不可欠

と言われました。。。(詳細は、「開発くんが新卒で開発コンサルタントに就職した理由」)

 

なので、国際協力・開発業界の仕事に就職したいんだという方は、4年間(もしくは2年間)を無駄に過ごさないよう、国際協力を仕事にしたいから開発学部に行くという浅い考えは捨てましょう。

 



 

真剣に国際協力をしようなんて奴はほぼいない

サンサンさんによる写真ACからの写真)

開発学部に入ると、国際協力系サークルは山のようにあります。皆、新入生に対して自分たちがやっている活動の尊さを訴え、世間知らずな新入生は先輩たちかっこいい!!と思い、サークルへ入会してしまいます。

 

残念ながら、その中で、本気で途上国問題を解決していきたい!!と思っている人なんて一握りです。

 

ほとんどの人が就活が終わった途端、卒業した途端、国際協力から離れていきます。「僕/私の周りにいた人は今でも国際協力に関わる活動をやっているわ!!」と思った方は幸運です。ただ、学部レベルで考えてみると、どうでしょうか。

かの有名な国際協力ブロガー”原貫太”さんの記事「貫太って、ほんと一途だよね。」でも、こんな内容がありました。

学生団体として活動していた時に仲の良かった友人と、先日飲みに行った。その時、彼女からかけてもらった言葉がある。

「貫太って、ほんと一途だよね。」

大学生の間は国際協力に関わるが、就職と同時に活動から離れていってしまう人がほとんどの現状。そんな中、僕は一般企業への就活をすることなく、コンフロントワールドの活動で食べていくことを決めた。

彼女の周りでも、僕以外の友人はそのほとんどが、国際協力とは関係ない分野に就職していくそうだ。学生時代から一貫して国際協力を志している人間は、どうやら僕しかいないらしい。

 

僕の周りでも、大学卒業後も国際協力・開発の仕事についている友達なんか、数人程度です(まぁ、単に友達が少ないだけ。。。か。。。)。

体裁だけ「国際協力やりたいんです!!」という友達をいくら作っても国際協力には何にも役には立ちません。

 

今は、Twitterで国際協力サロン(@kyoryoku_salon)があるので、そちらで実際に国際協力・開発を生業にしている方々から話を聞いたり、同じ分野に関心のある同年代を見つけた方が有益だと思います。

 



 

専門性が身に付かない

 

英語も必要不可欠ですが、本気で国際協力を仕事にしようと思うと、1に専門性、2に専門性、3に専門性が必要です。

 

先程も言いましたが、開発くんが大学生の時、国際協力分野で活躍されていた教授陣から何度も何度も

教授
国際協力の世界で就職する・生き抜いていくためには専門性が必要不可欠

と言われました。。。(詳細は、「開発くんが新卒で開発コンサルタントに就職した理由」)

 

繰り返し言いますが、開発学を学んでも、国際協力分野での就職には少しも役に立ちません開発学を学ぶことは、国際協力をしている人たちの中では常識であり、業務に直結するわけでもないからです。

 

今の国際協力・開発分野で求められている人材というのは、従来の国際協力・開発にイノベーションを起こせる人材です。

イノベーションには、

国際協力・開発分野におけるイノベーション
  • ICTを活用した事業(ICT4D)
  • 民間と連携した新たな事業
  • 厳密に事業効果を測定するインパクト評価
  • 機械学習を応用した貧困分析

などがあります。

 

これらを見ると分かるのですが、今の国際協力・開発分野では、以前から行っていた従来の開発事業に新たな視点・取組みをどう組み込んでいくのかが議論されています。

そういったイノベーションを起こすには、開発学部に進学し、従来の開発事業を行っていた教授陣から学ぶことでは不十分で、他分野で身に付けた専門性を開発分野に応用する能力が必要になってきます。

 

従来の国際協力をしたいというのであっても、教育事業をしたいなら、教育学部に行き、教育制度、カリキュラム作成方法、教授法を学び、保健事業をしたいなら、看護学部や医学部に行くなど、専門性を身に付けることが出来る学部に行きましょう。

専門性を身に付ければ、就職活動では引く手あまた!とはなりませんが、どこかの組織が拾ってくれるでしょう。

 



 

まとめ

 

ということで、本気で国際協力を仕事にしたいなら、

開発くん
開発学部ではなく専門性を身に付けられる学部に入学することをオススメします。

 

その根本には、「開発くんが新卒で開発コンサルタントに就職した理由」でお伝えしたように、開発くんが実際に開発学部に所属して苦い思いをした経験があります。

開発くん
開発学を勉強したのに、それだけでは不十分だと知り、現実と理想の乖離に直面した時は辛かった。。。

 

もちろん、人それぞれ価値観が異なり、物事の結果というのはその時にならないと分からないので、開発学部に進学することは完全には否定しません。それはそれで新たな道が開けるかもしれません。

 

ただ、大学もしくは大学院卒業後すぐに国際協力・開発の仕事に就きたいという方は、それなりに戦略を立てて知識なりスキルなりを身に付ける方が可能性を広げるんじゃないでしょうかという話です。

 

人生は長いようで短いです。

開発くん
あっという間にアラサーになってしまった。。。トホホ。。。泣

 

できるだけ、将来に向けた投資(時間とお金)をしてみてはどうでしょうか!!

 

何か気になること等があれば、上の「問い合わせ」もしくはTwitter(@jp_consultant)から気軽にご連絡ください!

 

開発コンサルタントに興味ある方には、以下の記事も参考になります!

 

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