知らないと損!最新の国際協力「(社会的)インパクト評価」

こんにちは!
ようやくツイッターの面白さが分かった、デジタルネイティブ世代の開発くんです!^^

 

皆さん、「(社会的)インパクト評価」ってご存知ですか?

 

今の国際協力では主流になっていて、国際機関はもちろんのこと、国際NGO、JICAなどの国際協力機関では取り入れられています。日本のNGOでも、実践された事例が複数あります。

 

ただ、認知度が低いみたいで、問い合わせを受けた時にも紹介すると、「そんなのあるんですか!?!?」という反応でした。

 

意外と知られていないんだな~~と思ったので、何回かに分けて紹介していきたいと思います!!

インパクト評価ってなんぞや

まずは、JICAがHPでインパクト評価の定義を出しているので、見てみましょう。

インパクト評価とは

インパクト評価とは、事業が対象社会にもたらした変化(インパクト)を精緻に測定する評価手法です。通常、事業の効果は事業以外の要因にも影響を受けると考えられるため、事業のインパクトを正確に測定するためには、事業が実施された状況と、仮に事業が実施されていなかった場合の状況(反事実的状況/Counterfactual)とを比較することが必要となります。
人々の生活が営まれている実社会を対象とする開発事業では、この比較を行うことは容易ではありませんが、データ収集を工夫し、統計学や経済学の手法を用いて評価を行うことで、外部要因の影響を排除し、事業によってもたらされた変化をより正確に把握することが可能となります。

※ここで用いられるインパクトという用語は「事業によってもたらされた(=事業に帰することのできる)変化」を指し、一般的な事業評価において用いられているインパクト(「開発課題への貢献度合い」や「正負の副次的効果」)とは必ずしも一致しない。

 

 

はい。どうですか?? イマイチ分かりませんよね笑

 

要約すると、「プロジェクトで達成した効果って本当にプロジェクトのおかげなの?その国の政府やNGOが行った別のプロジェクトのおかげじゃないの??分からない??じゃ、統計やインタビューを用いて、あなたのプロジェクトがもたらした本当の効果を測りましょう」ってことですかね。

 

どうやってインパクト評価を用いて本当の効果を測るのかは今後の記事にするとして、まだインパクト評価の意味や必要性が見えにくいですよね!例を挙げて紹介します^^

インパクト評価を行う必要性

教育プロジェクト(例①)

—物語初め—

開発くんは、A国B県の小学校にいる生徒の数学の成績が低いことに気付きました。

 

そこで、これは解決しないと!と思い立ち、A国B県の全小学校に対してプロジェクトを行うのは難しかったので、C校にいる生徒(全員)だけに放課後授業を提供する成績向上プロジェクトを2年間、実施することを決断。

 

また、プロジェクト実施前とプロジェクト実施後にテストを行うことにしました。そうすることで、この成績向上プロジェクトが、どのくらい成績を上げることが出来たのかが分かると思ったからです。

 

で、実際、プロジェクトを始める前に対象生徒の数学の成績を測ってみると、平均点が50点でした。

 

開発くんは「わーお!これはやりがいがある!」と思って、成績向上プロジェクト(放課後授業)を2年間、必死に実施しました。

 

時は立ち、あれから2年、プロジェクトが終わったので、対象生徒に対して数学のテストを行ったところ、なんと平均点が70点になっていました。

 

開発くんは「やったーーー!!!プロジェクトは大成功!!」と大喜びです。

これで、めでたし、めでたし。。。。。

 

と、簡単に終われないが今の国際協力です。

 

ある日、開発くんが、C校の隣にあるD校の数学の成績を見ると、D校も平均点が70点になっていました。

 

「あれ??成績向上プロジェクトはC校にしかしなかったのに、D校まで平均点が70点になるのはおかしい。」と思い、色々調べてみると、C校とD校には政府から教育プロジェクトが特別に提供されていることが分かりました。

 

「じゃ、C校の平均点が70点になったのって、自分おかげじゃなくて、政府がプロジェクトが行ったからなのか。。。」と開発くんは途方に暮れることになりました。

—物語終わり—

 

このように、何かしらのプロジェクトを行ったところ、プロジェクトの対象者が他のプロジェクトにも参加していたことで、自分が行ったプロジェクトの効果が本当にあったのかどうか分からなくなりました。

 

これを解決するのが、「インパクト評価」です。

 

国際協力の世界でプロジェクトを行う場合、プロジェクトの周りで様々なことが起こっています。今回は、政府による介入を挙げましたが、他にも、家族の収入が増えたことによる教育への投資額の増加、先生の授業の質が良くなった、などなど様々な外部要因がプロジェクトに影響を与えています。

 

外部要因を上手く取り除いて、行ったプロジェクト本来の効果を測定しようというのが、「インパクト評価」です。

外部要因を上手く取り除いて、行ったプロジェクト本来の効果を測定しようというのが、「インパクト評価」です。

 

大事なので2回言いました笑

 

 

マイクロファイナンス(例②)

ムハマド・ユヌス氏が作り上げたグラミン銀行によるマイクロファイナンス事業。

 

貧しい人(特に女性)にお金を貸して、何かの商売をさせて、貧困を解決していくというモデル。

 

メディアでも取り上げられ、めっちゃ有名になりましたよね。国際協力に興味のある人なら、おそらく全員知っていると言っても過言ではない気がします!

 

ただ、実のところ、「マイクロファイナンスで本当に貧困を解決出来るのか」の問いに対する明確な答えは出ていません。また、女性の地位を向上させるとも言われていますが、それも物議をかもしています。

 

ちょうどツイッターで流れていましたww

 

その理由として、マイクロファイナンスが「インパクト評価」を取り入れていないこともありますし、そもそものアプローチも良くないというのもあります。

 

興味があれば、是非調べてみてください。また、「既に証明されているわ!」とあれば、是非教えてください!ここ2年ほどはマイクロファイナンスの論文を読むことは無かったので。。。

 

まとめ

「インパクト評価」というのは、外部要因を上手く取り除いて、行ったプロジェクト本来の効果を測定しようとすること。

 

最近の国際協力では「インパクト評価」が注目されていきている。というか、既にされていて、新しい研究がどんどん出ている。機械学習も導入しようとしていて、進歩が速すぎて追いつけない。。。

 

そんで今回、僕が伝えたいことは1つ。

 

国際協力を目指す人は、プロジェクトの計画・実施だけでなく、効果を測定する評価についても知っておいて欲しい。評価をすることで、そのプロジェクトが本当に現地の人の役に立ったかどうか分かるから。

 

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